こんにちは!もん丸です。
今日は、私が感じた産婦人科医のメリット、デメリットについて紹介したいと思います。
産婦人科医を目指したい方は是非見てみてください♪
メリット①お産に携われる
これは産婦人科の良さを紹介する中で、月並みなことになりますが
生命の誕生の瞬間に携われることですね。
やはり、産婦人科医の醍醐味だと思います。
自分が最初から妊娠管理をして、ときには厳しい局面を乗り越えて
患者さんが無事に出産されたときは産婦人科医として本当にやっててよかったなって思います。
生まれたばかりの赤ちゃんって本当に神々しいんですよね。
人の誕生の瞬間に立ち会えるのは産婦人科医(と新生児科医)だけなので、
お産に携わりたい方にはおすすめです!
少子化とはいってもお産がなくなることはないので、食いっぱぐれることはないかと思います(;´▽`A“
メリット②産婦人科は網羅範囲が広い
お産や婦人科手術などを見て産婦人科に興味を持つ方が多い印象ですが、
産婦人科の分野には他にもあるんです✨
産婦人科の4分野
- 周産期
- 婦人科腫瘍
- 女性ヘルスケア
- 生殖
妊娠、分娩に携われるのはもちろん、
帝王切開や婦人科手術などの外科的要素、
癌治療では、抗がん剤、緩和治療
女性ヘルスケアでは、ホルモン治療、漢方、アンチエイジングなど内科的なこともできます。
生殖は主に不妊治療ですね。
私自身現在不妊治療を行っているのもあって、生殖の分野にも興味が出ています。
まさに女性の一生を診る科だと思います!
幅広い分野を勉強できるのが産婦人科の特色だよ~✨
後期研修をやっていると、ある程度自分の適性がわかってくると思います。
同じ産婦人科医でも、専門分野によって毛色が全然違います。
専門医を取ったら、ある程度自分がやりたい分野に集中できるのもいい点だと思います。
メリット③専門医が早めに取れる
産婦人科は、初期研修を2年終えたのち、
3年間後期研修を行い、次の年に産婦人科専門医を取得することができます✨
他科と比べると、比較的早めに取れる方だと思います。
内科は、総合内科専門医を後期研修3年ののちに取得し、さらに2年研修し循環器、呼吸器、消化器などの専門医を取るようなので、自分の専門科の専門医をとるのに時間を要しますね。
早めに専門医を取れることで、妊娠、出産、その他自分の人生設計がしやすいのもいい点かなあと思います。
メリット④給与が高い場合が多い
これは、仕事量が多い裏返しともいえるかもしれませんが(;´▽`A“
産婦人科は、宿日直が多くなる傾向がある、給与に分娩手当が入る、時間外勤務が多い、等々の理由から他科より給与が高くなることが多いです。
私も後期研修医時代にバイトなどせず、手取り80万台給与をいただけていたことがありました。(多分これは高い方だと思います)
給与は病院によって違うので、確認してみてくださいね♪
デメリット①ハードワークになりやすい
やっぱり産婦人科は他科と比べて、分娩などで夜間当直中も呼ばれたり、緊急対応が必要になったりすることが多いです。
場合によっては当直明けも自分の患者さんの処置があったり、手術に入らなければならなかったりすることもあります。
比較的産婦人科医の人数が多い病院だと、当直明けは早めに帰れる病院もありますが、
人数が少ないと帰れない病院も普通にあります。
事前に自分が研修したい病院の当直回数や、勤務体制を
見学時に確認しておこう!
実際に私が研修していた病院でも、途中で産婦人科研修をドロップアウトした人や、
精神的にしんどくなり休むことになった人もいました。
あと私は、妊活したいと思ったときに、当直回数が多くて、なかなか妊活が思うようにできないときがありました。
デメリット②訴訟リスク
一般的に産婦人科は訴訟が多いといわれています。
しかし、このグラフをみると産婦人科の訴訟件数は年を追うごとに減少傾向にあるようです。
実際に、私の周りでも訴訟に巻き込まれた産婦人科医はまだ見たことはないです。
しっかりガイドラインに沿った診療をしていれば、訴訟リスクはそこまで過剰に心配しなくても大丈夫かと思います。
しっかりと医師賠償責任保険に入りましょう!
私は民間医局の医師賠償責任保険にいつも入っております。
デメリット③メンタルが強くないときつい
これは私が感じたことなので、他の先生がどうかはわかりませんが
やっぱり科の特性上性格も物言いもはっきりした先生が多いかなあと思います(;´▽`A“
良くも悪くも、はっきりと指導されたり言われたり、ときには怒られたりすることもあるので、
そういうときに心が折れやすい方はしんどいかもしれません💦
あとは、手術前とかも当たり前かもしれないですが緊張するんですよね。
超早産の帝王切開とか、癌の手術の前など。
そういった重圧にある程度耐えられるメンタルは必要かもしれません。
でもほとんどの場合は、自分の努力や同期との支えあいで解決できるかと思います。
産婦人科を目指す先生方を応援しています!✨
以上、産婦人科のメリットとデメリットを赤裸々に話してみました。
参考になれば嬉しいです。
ではまた☆彡
コメント